2019.02.26 ブログ
妊娠中の肩こりや目の疲れは、妊娠の変化に逆らっているから!?

こんにちは!
マタニティマッサージから産後ケア、おっぱいケアまでトータルでサポート♡
川崎・横浜の女性のためのサロン
ベビー&ママサロン ブルーバードの飯田和子です。
本日ご来店の妊婦さまよりご質問がありました。
『妊娠してから、肩のコリや目の疲れをひどく感じるようになりました。
なぜでしょうか?』
今日はこのご質問への答えを私なりにまとめてみますね(*^-^*)
妊娠中、肩こりや目の疲れをひどく感じるようになった理由(その①)
妊娠すると【リラキシン】というホルモンの分泌量が増えて、体が緩む方向へ働いているため。
この【リラキシン】というホルモンは、卵巣・子宮・胎盤などから分泌されるホルモンで、妊娠中の女性の関節や靭帯を柔らかくする働きがあります。
何のために関節や靭帯を柔らかくするかというと、、、
- 50cm・3000gにまで成長する赤ちゃんをゆったりと包み込めるように骨盤の中を広くし、妊娠を維持させるため。
- 成長した赤ちゃんが産道を通って無事に生まれるように通り道を柔らかくするため。
簡単に説明するとこんな感じです。
赤ちゃんの居心地が良くなるように、そして出産のときに赤ちゃんがちゃんと出てこれるように女性の体を変化させるとっても大切なものなのです。
ガッチガチに硬い骨盤内で赤ちゃんが育って
ガッチガチに硬い産道を通って産まれてくる
想像するだけで赤ちゃんももちろん苦しそうですが、母体も壊れてしまいそうですよね。
そうなるのを防ぐため、妊娠中の女性を柔らか~くしてくれるのがこの【リラキシン】の役割なんです。
そう考えると、とっても女性の体はよくできていますよね。
神秘です☆
ですが、この【リラキシン】のおかげで関節や靭帯が緩くなってくると、不安定感が増してしまういうデメリットも生じてしまいます。
腕は、50kgの人で片腕約3kg!
頭は、50kgの人で約4kg!
それを支えている関節が緩くなっているということは、その関節を守っている筋肉に負担がかかるのも何となく理解できるかと思います。
いつもより多くの負担がかかると、肩も首も凝りやすくなってしまう可能性がありますね。
妊娠中、肩こりや目の疲れをひどく感じるようになった理由(その②)
妊娠中は、体は頭も目も緩もうとしているから。
実は頭蓋骨と骨盤は連動しています。
出産に向けて骨盤が緩みたい=頭も緩みたい
という仕組みに妊婦さんはなっています。
それなのに、妊娠前と変わらずに毎日スマホを同じように長い時間使っていたり、長時間仕事でパソコンに向かっていたり。
心配事が多いとインターネットを使っていろいろ検索したり。
そんな生活をしている妊婦さん多いですよね。
妊娠すると、とにかくお腹の赤ちゃんが心配だったり、自分の体のことが不安だったりといろいろと心配したり、答えを見つけたくて調べたり、ついついしてしまいがちです。
その気持ちもと~ってもよくわかります。
ですが、頭は本当は緩みたいと思っているのです。
目からの刺激や、頭の使い過ぎ、心配のし過ぎは頭をカチコチにしてしまいます。
本当は緩みたいのに、カチコチすぎて緩めない。
妊娠中は特に目の使い過ぎは要注意です!視神経はこめかみを通って首へと繋がっています。
なので目の使い過ぎはてきめんに首や肩のコリの症状として現れてきます。
妊娠していない方も、目や頭の使い過ぎが原因で首や肩こりに悩まされている方も多いですが、妊娠中はそれ以上に影響が出やすいことを知っておいてくださいね☆
一番大切なこと♡
いかがでしたでしょうか?
いろいろ書きましたが一番知っておいて欲しいことただ一つ!
『妊娠中は身体がとにかく緩みたい!と思っている』
ということです。
心配事があるのもよ~く分かります。
お仕事が大変なこともよ~く分かります。
ですが『身体が緩みたい』と思っていることを知っておいていただけるだけで、
お風呂にゆっくり浸かったり
寝る前は携帯を見ないようにしたり
自然の中をボーっとお散歩したり
と緩めてあげることをしようかなと思いますよね♪
妊婦は基本物忘れするぐらいぼ~っとしているぐらいでちょうどいいのです(*^-^*)
ぜひぜひ、妊娠中いろいろ考えたり、あーしなきゃ!こーしなきゃ!と頑張るのではなく、
ぼ~っとすることに頑張ってみてくださいね☆
今日も最後までお読みいただきありがとうございました☆