開催レポートその②
『明るく学ぶ深いい性教育講座(SUN FESTA主催)』
- 10時~ 幼児~小学2年生までの会
- 13時30~ 小学3~5年生の会
- 15時~ 中高生の会
今回は【小学3~5年生の会】でお話しした内容をご紹介したいと思います。
明るく学ぶ深いい性教育講座【小学3~6年生】
現在の学校教育では、小学4年生で
- 卵子
- 精子
- 卵巣
- 精巣
- 生理
- 勃起・射精
などの言葉を学ぶようです。
ですが、学校では「卵子と精子が出会って赤ちゃんになる」という話は聞いても、どうやって出会うのか?の部分は教えてもらえません。
小学3年生以上になると、さすがに【性教育】と言われると恥ずかしさも出てきて、会場も幼児の会とは違ってなんだか緊張気味(笑)
親御さんも、いったいどんな話をされるのかとドキドキしている雰囲気がビシバシ伝わってきます。
ですので、まずは子供たちと親御さんの緊張をほぐしながら、お話をスタートさせていきます。
まずは男女の違いとプライベートゾーンについて
この辺りはもうみんな知っていますので、どんどん進めていきます。
「男の子と女の子の一番の体の違いはなに?」
の質問に前列の女子たち、おまたを触りながらコソコソ&ニヤニヤ(笑)
当ててもなかなか恥ずかしくて答えてくれないので、ここは正解をズバッと!
正式名称の「ペニス」や「膣」という言葉もしっかりを伝えていきます。
そして、「膣」に関しては場所もイラストを見ながら説明。
赤ちゃんが出てくる穴があるのは知っているけど、どこにあるのか分からないという子がほとんどです。
イラストで「膣」の場所をお話して、「だからウンチをしたときは後ろ向きに拭くんだよ~」とお尻の拭き方まで話していきます。
そして幼児さんと同じように、
- プライベートゾーンのお話
- プライベートゾーンのルール
- プライベートゾーンを触るときのルール
- 防犯について
も説明していきます。
ここは絵本などは使わずに、「こんな時どうする?」という質問を投げかけて、みんなに答えを考えてもらいながら進めていきますので、ほぼクイズ大会♪
この辺りで、緊張もほぐれて笑い声もたくさん出てきました。
次は、赤ちゃんはどこから来るの?
学校でもう習っている子も数名いたので、「赤ちゃんはどうやってできるの?」の質問に小学5年生の子が「卵子と精子」としっかり答えてくれました。
ここからは幼児さんとは違いさらに深く!
- 「卵子」と「精子」がどこで作られるのか?
- 「卵子」と「精子」がどうやって出会うのか?
などもしっかりと伝えてきます。
出会い方については、「SEX」や「性行為」という言葉だけでなく、きちんと女性の膣の中に男性のペニスを入れて、精子を子宮の中に届けるといった話もイラストを使いながら説明します。
そして、今は不妊治療をして妊娠・出産されている方もたくさんいらっしゃいますので、「卵子」と「精子」の出会い方はSEX以外にも、人工授精や体外受精などの方法もあること。
どの方法でできた命であっても優劣はない。全て素晴らしい命に変わりない。ということもお話ししました。
そして、恒例の受精卵の大きさ当てクイズをし、実際に生まれたばかりの赤ちゃんのサイズも体感してもらいました。
ここでは、ご参加いただいたお母さんたちが「懐かしい~♡」と赤ちゃんのお人形を抱きながら、子供以上に盛り上がってくださいました。
そして、いよいよ思春期の体と心の変化について
思春期は大人スイッチがON!になる時期。
体と心がどう変化していくのか、自分とお父さんやお母さんとの違いを想像してもらいながら、どこが変化していくのかを子どもたちに応えてもらいます。
恥ずかしがりながらも、「胸が大きくなる」とか「毛が生える」なんて答えてくれて、子どもたちの反応は本当に可愛い。
毎回どんな反応で応えてくれるのか、こちらがワクワクしてしまいます^-^
そして、ここで外見では分からない変化「生理」「勃起・射精」についても詳しく説明します。
「勃起・射精」については、母親は自分が体験したことがないので、息子にどのように話したらいいか分からないという方も多い!
ですのでしっかりとメカニズムからお話していきます。
この思春期の体と心の変化については、ご参加いただいた親御さん自身も経験してきたこと。
今回は幸運にも父親の参加も3名いらっしゃいましたので、ズバッと親であるみなさんの体験をお話してもらいました。
- はじめて生理が来たときはいつだった?
- はじめて射精した時はどんな感じだった?
など普段はなかなか質問できないことも、ここぞとばかりにさせていただきました。
これが本当に良かった!
特にお父さんの感想!
「夢精から始まったので、朝起きたらパンツが濡れててびっくりした!」
「おもらししたかと思った!」
このような実体験なかなか聞くことができない上に、母親からはとても伝えてあげることができないことです。
赤裸々にお話してくださったお父さま方、本当にありがとうございました!
そして最後は、いろいろな性について
多くの人が思っている当たり前。
男の人は心も体も男。男らしい恰好が好き。
女の人は心も体も女。女らしい恰好が好き。
この当たり前には当てはまらない人がたくさんいること。性の多様性についても、公表している芸能人を例に説明をしました。
世の中には、このLGBTQ以外にも、みんなが「当たり前」「普通」だと思っていることとは違う人がたくさんいます。
ですが、その違っている部分は彼らにとっては「当たり前」。
いろいろな人がいていい。
自分と違うからといって排除や批判するのではなく、どう違っているのかをまず知ること。
そしてその違い丸ごと、相手を受け入れることがとても大切。
ここ数年、新型コロナウイルスの出現により、それぞれの価値観や考え方などがあらわになる機会がたくさんあります。
そこで価値観や考え方が自分と違ったからといって、相手を攻撃するような人にはなってほしくない。
いろいろな考え方の人、いろいろな個性の人がいるからこそ、人生は面白く、出会いが面白い!
そして自分の人生が色とりどりになっていくのではないかなと思います。
自分や相手の【心】を大切にしながら、尊重しながら、どんな人生を送っていこうかな♪と考えられる大人に育っていってくれたら嬉しいなと思います。
この講座がそのきっかけになってもらえれば、最高に嬉しいです♡
小学校3~6年生までの会は、このような感じで進んでいきます。幼児の会に比べると内容が濃くなっているのがお分かりいただけたかと思います。
ご参加いただくメンバーや、会の中での質問などに応じて多少の内容変更はありますが、
子どもたちに分かりやすく!
楽しく!
を一番大切にしています。
いかがでしたでしょうか?
【性教育】と聞くと、
- まだうちの子には早い
- どんな内容を話すのか心配
- 敷居が高い
- 話すことで性体験が早まるのでは
というイメージを持つ方も多いと思いますが、年齢に合わせた入りやすいお話からしていきますので、ご安心ください♡
少し恥ずかしさの出てくる時期ですが、まだまだ可愛い小学生。
思春期に完全突入する前に正しい情報を伝え、親子で話せる関係性を築いておくのはとってもいいことです。
では、次回は最後!
いよいよ中高生の会のご紹介をしますね。
この会では、より内容深く!中高生が知っておくべきことをたくさんお話していきます。
お楽しみに♡
性教育講座については、3組以上のご参加で開催しております。
詳細については以下のリンクからご確認ください♡